就労移行支援の選び方は?失敗しないために現役支援員が徹底解説!

就労移行支援の正しい選び方は?

これから就労移行支援のサービスの利用を考えている方は、事業所選びがとても大切だという事をご存じでしょうか?

事業所選びを失敗してしまうと、自分の思うようにならなかったり、なかなか「就職が出来なかったり、最悪の場合事業所を辞めてしまう」なんてこともあります。

ここでは、事業所選びに失敗しない為の必要なポイントや利用開始してから、失敗したとならないための注意点などを解説していきます。

この記事の監修者この記事の監修者
精神保健福祉士 菅田 明子
精神保健福祉士として、日々現場に携わる経験から症状に関する事や、福祉制度に関する事、就移行支援やリワーク・精神障害者雇用など、現場の経験からわかりやすく解説していきます。
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失敗しないための就労移行支援の正しい選び方5選

就労移行支援の正しい選び方5選

それでは早速ですが、いざ通ってから失敗した!とならないための就労移行支援事業所の選び方について、

 

  • 就職実績の確認
  • アクセス面の確認
  • 学習内容・カリキュラム
  • 口コミや評判を確認
  • 自身の障がい特性への支援実績を確認

 

上記5点を元に失敗しない為のポイントをご紹介していきたいと思います。

【就職実績】事業の実績を確認しよう

どこの就労移行支援事業所にも実績があります。

 

中でも、着目すべきは単に就職率だけでなく

就職者を定期的に出せているか?正規雇用と非正規雇用の割合は?を確認することで、就職できる就労移行支援事業所かを確認することができます。

 

上記にくわえて年間に何人の方が就職をしたか?就職先の企業はどこか?就職した後の定着率は何%か?など、これらは全て就労移行支援事業所の実績になります。

人気の事業所や大手の事業所は、この実績が多く就職率が数値になっております。

就職者数が多かったり、就職後の定着率が高ければ、それほどサポートがしっかり行われている証拠になります。

 

基本的に事業所の実績は各事業所のホームページに記載されている事が多いですが、記載されていない場合もあります。

その際は事業所に直接問い合わせるようにしましょう。

【アクセス面】事業所の立地を確認しよう

自宅から事業所へ通う際に電車やバスを利用することが多いと思います。

そんな中で、通所時間が2時間近くかかってしまう事業所を選ぶのは、よっぽど通いたいと思った事業所で無ければ、辞めておきましょう。

長時間の通所は通勤の練習になると思う方もいらっしゃるかと思いますが、就労移行支援は通所日数が多い人で週に5日間通います。

まだ慣れていない時から通所時間が長すぎると、ストレスになってしまい病気が再発して通所日数が減ってしまうケースもあります。

自宅の近くに事業所が無い方は仕方ない部分もありますが、そうで無い方は大体、遠くても1時間30分以内で通える距離で事業所を探すと良いでしょう。

しっかりと自分が毎日通所できる事を想定して、事業所選びを判断するようにしましょう。

学習内容(カリキュラムなど)が自分と合っているか?

就労移行支援には、事業所によって様々なカリキュラムが分かれています。

例えば、With Youであれば事務・会計関係やIT・プログラミング関係でプロの講師により学ぶ事ができ、4つ以上の専門職コースに分かれていたりします。

どこの事業所でも基本的にはPCを使用した学習やビジネスマナーを学べることが多いですが、中には特化型の事業所があり、ITに特化していたり、事務関係に特化している事業所など様々です。

自分が学びたいスキル、また興味があるスキルが無い事業所を選んでしまうと、就職にもなかなか繋がりません。

1番良いのは、自分が将来やりたいと思っている仕事内容が就労移行支援で学べて、

スキルをしっかりと身に着けて、就職してからも学んだスキルを活かせる事です。

学習内容の情報も各事業所のホームページに記載されていますので、事前に確認するようにしましょう。

口コミや評判を確認してみよう

就労移行支援のサービスを利用する際は事前に口コミや評判を確認しておくことも大切です。

 

もしネットで悪い評判があった場合は、鵜呑みにするわけにはいきませんが
書かれている内容が事実かどうか?を体験時に確認する目安になりますので

あらかじめ、ネットで情報を調べておくと良いでしょう!

 

また、口コミや評判には、ホームページだけでは得られない事業所の細かい中身部分の情報がよく記載されています。

例えば外食をする際に、初めて行く飲食店であれば、どんな雰囲気のお店で、どんな味なのかを知りたい時に口コミや評判を調べれば、それなりの情報を得ることが出来ますし、口コミ評判が良い=味・雰囲気・接客などが良いという事になるでしょう。

の口コミや評判と言った書き込みは実際に言った方の感想になります。

 

なので、とても貴重な意見・情報になりますので必ず確認するようにしましょう。

 

※1つ注意点ですが、書いてある内容が確実ではないという事です。

実際に行ってみると良かった・悪かったなど個人の受け方の差にもよりますので、必ず見学・体験を通して自分の目で判断するようにしましょう。

ご自身の障がい特性への支援実績は豊富か?

就労移行支援事業所によって、対応する障害種別がございます。

 

精神疾患の方への支援や発達障がいのある方の支援実績が豊富である。

や利用される方の男女比や年齢層も馴染める雰囲気か?の判断材料となります。

 

例えば、With Youであれば精神疾患や発達障がいの方のサポート実績が豊富な就労移行支援事業所です。

他にも、発達障がいの方の支援専門の事業所があtたり、自分の持っている障がいと合わなかった時に、『サポート内容に満足できない』なんてこともあります。

自分の障がいをしっかりと理解していれば、そんな失敗は起こらないかもしれませんが、事業所ごとに対応している障害があるという事を知っておきましょう。

 

そもそも、「就労移行支援とは」どんなところ?

いままで就労移行支援事業所の選び方をご紹介してきました。

では、そもそも就労移行支援とはどのようなサービスなのか?

就労移行支援とは障害がある方が一般企業で働けるよう、知識・スキルを身に着けるサポートを行う、福祉サービスの事です。

厚生労働省による定義で言うと、

 

一般就労等への移行に向け、適性に合った職場探し、就労後の職場定着支援等を実施する施設

個別支援計画に基づき支援を受けられる通所型の施設

 

引用:厚生労働省「就労移行支援について」

 

このように大まかな内容などはご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、細かな部分はご存じない方もいらっしゃると思います。

これから就労移行支援について、どんな事をするのか?や対象者・利用料金などをご紹介していきたいと思います。

就労移行支援ではどんな事をする?【通所中はどう過ごす!?】

先ほども就労移行支援は一般企業で働ける為の知識・スキルを身に着けるサポートをすると言いましたが、身に着けるために訓練を行います。

就労移行支援のサービス内容

主な訓練内容は以下の様になります。

  • PCの基本操作(Excel・Wordなど)
  • グループワーク
  • ビジネスマナー
  • 就職活動

など

事業所によっても、この訓練内容は様々ですが、基本的には上記の様な就職するために必要なスキル、就職後も活かすことの出来るスキルを身に着ける訓練をしていきます。

就労移行支援WithYouの専門スキル

就労移行支援の対象者は?

就労移行支援などの福祉サービスは誰でも利用できる訳ではありません。

対象者となる方だけが利用できるのです。

対象者は以下の通りになります。

  • 原則として18歳以上満65歳未満(※)の方
    ※例外として「65歳に達する前の5年間に障害福祉サービスの支給決定を受けていた方で、65歳に達する前日において就労移行支援の支給決定を受けていた方は、当該サービスについて引き続き利用することが可能」と定められています。
  • 身体障害、知的障害、精神障害(統合失調症やうつ病、双極性障害、適応障害、てんかんなど)、発達障害や、難病の方
  • 一般企業への就職を目指しており、就労が可能と見込まれている方や「就労継続支援事業所(A型・B型)」のように、通常の事業所に雇用されることが困難な方に向けた、福祉支援のある事業所は対象となりません。
  • 現在、就労していない方(※)
    ※申請を受け付ける自治体の判断により、休職中やアルバイトをされている方などの利用が例外的に認められる場合もあります。休職者については、所定の要件を満たす場合に利用が可能となります。

以上の条件を満たしていれば、就労移行支援の対象者となり、サービスを利用できるという訳です。

 

With Youによく、『障害者手帳(精神保健福祉手帳)を持ってないけど、利用はできますか?』と質問が寄せられますが、

障害者手帳が無くても就労移行支援は利用することが出来ます。

医師の診断書や意見書など、障害や疾患により支援が必要であることが確認できる書類があれば、利用することができるのです。

そして、仕事を休職しているという方でも利用している方もいらっしゃいますので、自分が対象になるのかどうか判断が難しい場合は、直接事業所か自治体に相談してみましょう。

就労移行支援の利用料金は?【毎月の自己負担上限額】

皆さんが気にしている点としまして、『利用する際の料金は発生するのか』です。

 

そして、料金が発生するのであれば、どのくらいの費用が掛かるのか?です。

就労移行支援を利用する方は利用料が発生する方と、利用料が発生しない方がいます。

 

発生する人・しない人、何が違うのかご説明します。

下記の表をご覧下さい。

区分

世帯収入の状況

負担上限月額

生活保護

生活保護受給世帯

0円

低所得

市町村民税非課税世帯

0円

一般1

市町村民税課税世帯(所得割16万円未満)

9,300円

一般2

上記以外

37,200円

出典:厚生労働省障害者の利用者負担

このように前年度の所得や世帯の所得区分により利用者自己負担発生するかしないか変わってきます。

With Youを利用しているほとんどの方は無料で利用していますが、やはり1部の方は利用料を支払いながらWith Youで訓練をしております。

ご自身が、どの区分に当てはまっていて、利用料が発生するのかどうか、事前に調べておく必要があります。

自分がどの区分か、はっきりわからない場合は直接事業所か自治体に聞いてみると良いでしょう。

利用期間はあるのか?【標準利用期間】

就労移行支援を利用するにあたり、何年間もずっと利用し続けることはできません。

 

しっかりと利用期間は定められており、就労移行支援の利用期間は原則2年間となっております。

この2年間という期間の中で就職するために必要な知識・スキルを身に着ける訓練を行うのです。

 

就労移行支援ではサービス等利用計画と個別支援計画などの計画書を利用者・事業所の担当者と相談しながら作成していき2年間で就職できるようなプログラムを組んでいきます。

期間内で就職する方も居れば、就職できない方も居ます。

学習ペースや就職活動で上手くいかなかったなど、就労移行支援を利用すれば必ず就職できるという訳ではありませんので、頭に入れておきましょう。

もしも期間内で就職が出来なかった場合、延長期間と言うものが利用できる可能性があります。

この期間は1年間です。

この期間は誰でも利用できる訳では無く、自治体の判断になってきますが最低でも、もうすぐ就職できそうな方が対象になるでしょう。

やはり1番良いのは2年間という決められた期間内で就職することなので、焦らなくて良いので、しっかり知識・スキルを身に着けて就職を目指しましょう。

自分にあった就労移行支援の探し方3選

皆さんは就労移行支援を利用する際に、どうやって事業所を探していますか?

就労移行支援の3つの探し方

数多くある就労移行支援事業所の中で、自分に合った事業所を見つける方法はいくつかございます。

  • 市区町村の障害福祉課などに相談する
  • 障害者職業センター
  • ネットで検索する

これらの3つのパターンで事業所の探し方をご紹介しますので、是非参考にしながら探してみて下さい。

最寄りの役所の窓口(自治体)へ相談してみる

自治体によりますが、就労移行支援などの福祉サービスの情報をネットに掲載していることがあります。

気になる情報が見つかったら自治体の方に電話をして聞いてみるようにしましょう。

担当のスタッフの方と直接、話すことが出来て案内してくれますので、

現在の自分の状況などを伝えながら事業所を探していくことができるのです。

自治体へ連絡をすることで、事業所の案内だけでなく、就労移行支援を利用する際の必要な書類関係や手続の説明などもしてくれます。

障害者職業センターへ相談する

障がい者職業センターなどの専門機関に相談するという方法もあります。

専門機関なので、就労移行支援事業所詳しく、細かな説明をしてくれます。

就労移行支援について、詳しくわからない方や不安な方は、障がい者職業センターへ相談することにより、解消できると思いますので問い合わせてみましょう。

インターネットで検索する

実際のところ、就労移行支援を利用される方の中でインターネットで検索して探す方が1番多いでしょう。

事業所のホームページを見てれば、事業所の特徴やアクセス方法など、様々な情報が記載されています。

実際にWith Youを利用している方のほとんどが、インターネットで検索したと伺っています。

調べ方としましては

  • 【就労移行支援 おすすめ事業所】
  • 就労移行支援 大阪

など検索の仕方は様々です。

もっと細かい検索の仕方で言うと

  • 【就労移行支援 発達障害】
  • 【就労移行支援 事務職

など、自分が就労移行支援に求めている事・気になる事を検索してみても案外検索できるものです。

もちろんネットやホームページだけでは得られない情報もありますので、気になった事業所があれば直接問い合わせるようにしましょう。

就労移行支援の見学で見るべきところや聞くべきところ

就労移行支援の見学で確認すべきポイント

気になる就労移行支援事業所が見つかった際は、必ず見学をするようにしましょう。

実際に行ったことでわかる情報も多くあります。

事業所の担当者と質疑応答の時間も設けられていますので、その時に聞いておくべき点や行ったときに見ておくべき点などまとめましたのでご覧ください。

事業所の就職や支援実績を聞いてみよう

事業所の選び方の時にも少し話しましたが、事業所がどのくらいの実績があるのかを聞くようにしましょう。

年間に何名ほど就職しているかも、もちろん大事ですが就職先の実績も確認しましょう。

 

どんな職種の企業に就職したのかを知ることにより、自分の希望する業界でも就職できるのかを確認することができます。

後は、就職後の定着率です。

 

就職後もしっかりとサポートがあれば、定着率も高くなってきます。

ホームページにも記載はされていると思いますが、念のため直接確認するようにしましょう。

事業所の雰囲気を見よう【明るい?暗い?男女比や年齢層は?】

就労移行支援事業所はそれぞれの色があります。

支援員の方と利用者の方がどのように接しているのか?アットホームな雰囲気なのか、静かな雰囲気なのか、事業所が清潔で整理整頓されているか?など

実際に行ってみないと事業所の雰囲気は感じることができませんので、自分に合った雰囲気なのかどうかを少ない時間の中で感じて見る様にしましょう。

学習内容・カリキュラムを確認しよう

学習内容やカリキュラムは事業所によって違ってきます。

事業所としては、就職に役だつこと、就職後も役立つことを訓練内容の中に工夫して用意しております。

見学に行くときにはある程度の情報を得ていると思いますので、『自分が学びたい学習内容とは全く違っていた』何てことは恐らく無いかと思います。

しかし、学習内容の細かな中身の部分まではホームページなどを見ただけでは記載されていない事が多いです。

直接聞くことで詳しい内容・自分がこの学習をして、就職先を決めたいなど話すことによって学習内容が本当にあっているかどうか、わかるはずです。

学習ばかりではなく、リフレッシュも兼ねた講座など聞かないとわからない事もあるので、確認するようにしましょう。

通い続けることを意識した事業所のアクセス

実際に見学に行くことで、自宅から事業所までの所要時間や交通機関を利用される場合は込み具合など、実際に自分が通所したことを想定して、

通所し続けることができるかを確認するようにしましょう。

乗り換えがある場合は、乗り換えの距離や時間なども一緒にチェックすることができると思います。

就労移行支援を利用するまでの流れ

就労移行支援などの福祉サービスを利用する際の申請などは複雑で難しいと思う方も少なくありません。

就労移行支援を利用するにはまず、「障害福祉サービス受給者証(以下、受給者証と略)」というものを自治体より発行してもらわなければなりせん。

これから簡単ではありますが、受給者証の申請から事業所を利用するまでの流れをご説明していきたいと思います。

 

1.事業所を選ぶ

まずは初めに自分が利用したい事業所を選んで負いましょう。

気になる事業所に問い合わせて、これから申請する旨を伝えれば、今後の流れなどを説明してくれると思います。

2.障害福祉サービス受給者証の申請
自宅付近の役所へ行きの障がい福祉課にある担当窓口就労移行支援を利用したい旨伝えます。

この問い合わせて利用をしようと思っている事業所名も一緒に伝えてください

ここで書類に記入をして申請をしていきます。

3.認定調査

認定調査員より現在どのように暮らしの状況や家族構成などヒヤリングがございます。

市区町村によって、職員が自宅に来て、実際の状況などを調査が行われます

4.サービス等利用計画案の作成&提出

就労移行支援を利用して将来の目標などを相談員と一緒に考えて作成していきます。

自分のが思い描く理想の将来になるよう計画案を作成しますので、前もって考えておくようにしましょう。

作成次第、市町村に提出します。

5.事業所と利用契約

申請から1か月~2か月ほどで受給者証が発行されます

受給者証が発行され次第、利用を考えていた事業所へ行き利用契約をしていきます。

6.利用開始

契約が終了すれば、いよいよ利用することができますので、利用を始める日時を決めてサービスの開始になります。

就労移行支援に向いている人・向いていない人

就労移行支援に利用している方の中には向いている人と向いていない人がいます。

自分が向いているか向いていないかは正直あまり考えない事だと思います。

利用する間に気づくこともあれば、利用してから気づくこともあります。

これから向いている人と向いていない人の特徴をいくつか挙げていきますので参考にしてみてください。

向いている人の特徴

就労移行支援に向いてる人

向いている人というのは就労移行支援のサービスが必要という事になります。

向いている人の特徴は3つ挙げられます。

一人で就職するのに自信が無い人

このような人は就労移行支援のサービスを利用してサポートしてもらいながら就職を目指すので向いていると言えるでしょう。

例えば、前職を辞めてから期間が開いたしまった人で就職するのに不安がある方は就労移行支援で徐々にステップアップしながら就職の準備ができますので

一人で就職するのに自信が無い方の多くは就労移行支援を利用しています。

何度も転職を繰り返している方

就職・退職を繰り返してしまう方は就労移行支援に向いています。

退職の原因は様々ですが、会社と合わなくて退職してしまう人もいれば、体調を崩してしまい辞めてしまう人もいます。

何度も就職・退職を繰り返してしまう方は自己分析ができていなく、気づかないうちに無理をしてしまうケースが多いです。

就労移行支援では体調面の改善などもサポートしてくれますので、自分の事を良く知り、働き続けれるよう就労移行支援で訓練を積みましょう。

障害が原因で就職に不安がある人

障害が原因で就職するのが不安な方は就労移行支援に向いています。

就労移行支援では様々な障害を持った方が多く利用しています。

 

障害がある方でも、訓練を積んでスキルを身に着けて就職することができています。

最近では、障害者雇用を受け入れている企業もどんどん増えてきています。

事業所はそういった企業との連携をとれていたりしますので、障害がある方で安心して利用することができます。

就労移行支援に向いていない人の特徴

就労移行支援に向いてない人

向いていない人というのは就労移行支援のサービスが必要ではないという人です。

向いていない人の特徴は3つ挙げられます。

利用期間内で就職が難しい人

先ほども言いましたが、就労移行支援のサービスを利用できる期間は原則2年間です。

病気が原因で通所日数が少ない方は訓練を受けれる期間も少なくなるので、就職できるまでのスキルがなかなか身に付きません。

体調が回復してもすぐに再発してしまう方などは期間内の就職が難しいので向いていないと言えるでしょう。

利用中の生活費が無い人

就労移行支援を利用している間は収入がありません。

なので、利用中の生活費やその他の費用は貯金がある人は切り崩したり、家族の援助が必要となってきます。

就労移行支援の平均利用期間は16ヶ月です。

最低でもこのくらいの期間を利用すると想定して生活費を確保しなければなりません。

生活費以外にも、利用料や交通費・昼食費など費用が掛かる場面はあります。

このような費用が用意できない人は就労移行支援に向いていないと言えるでしょう。

本気で就職を目指していない人

就労移行支援を利用しているほとんどの人は就職したくて利用しています。

しかし、中には家族や知人に紹介されて勧められたから何となく利用している人もいらっしゃいます。

事業所の支援員は全力でサポートしてくれると思いますが、最終的に就職したい気持ちがあるかどうかは本人次第です。

就労移行支援を利用する前に本当に就職をしたいかどうかを考えた上で知りよするようにしましょう。

就労移行支援の体験談【WithYouをご利用いただいた方の声】

これから、実際にWith You を利用した方の体験談をご紹介していきたいと思います。

With You に限らず就労移行支援を利用した感想だと思って是非参考にしてみてください。

 

【30代男性】

就労移行支援を利用しようと思ったきっかけは、前職でうつ病になり退職をしてから期間が長く、一人で就職するのが不安だったのでネットで検索してWithYou さんを利用することを決めました。

前職では事務関係の仕事をしていました。

業務内容的に事務は自分に合っていたので就労移行支援でも事務のスキルを上げたいと思っていました。

WithYouさんには事務に特化したコースがあったので学習内容は問題なく、自分にも合っていました。

元々、日商簿記3級の資格は取得していましたが、日商簿記2級の資格を取得できればもっと就職の幅が広がると思い、WithYou さんで学習して見事に2級の資格を取得することができました。

勉強面でのサポートだけでなく、精神面でのサポートもしっかり行ってくれたおかげで取得できたと思います。

担当支援員さんとも。たくさん相談して就職活動を行い自分の希望していた事務職で就職することができました。

私は一つの事に集中してしまうと時間も忘れてしまい、つい無理をしてしまう性格でした。

そんな性格だったので体調を崩してしまう事も多々ありましたが、支援員さんのサポートもあり徐々に改善することができ、段階を踏んで学習ペースを合わせていきました。

期間内ギリギリではありましたが、就職することができて本当に良かったです。

WithYou さんのおかげで、今でも元気に働くことができています。

 

【30代女性】

WithYouで取り組んだことは生活リズムの安定と資格試験の勉強です。

後は『頑張りすぎない』を心がけて1日の過ごしかたに取り組んでいました。

通所し始めたころは将来の事あまり考えていませんでしたが、利用してく内に仕事への興味深さが増してきました。

以前より士業の様な専門家に関心があり、士業事務所また、その窓口になる専門部署が良いと考えていました

 

そこで税理士なりたいと思い学習に取り組んでいました。

資格を取得するために学習していましたが、税理士になるための資格試験はこれまでに受けた資格試験よりも遙かに難しくて、とても苦労しました。

 

とてもつらい日々もありましたが、何とか乗り越えることができ資格を取得することができました。

そして税理士法人に出会い、縁もあって税理士法人にジムで就職することができました。

頑張ることは大事だと思いますが、休むことも大事という事を教えてくれました。

しんどくなったら支援員に相談できる環境、集中して学習できる環境、

こういった環境を整えてくれたおかげで今の自分があると思います。

 

【20代女性】

WithYouさんを利用して飲食店に就職しました。

しかし、就職してから半年ほどで仕事を辞めることにしました。

原因は対人関係と労働時間が合わなかったからです。

飲食業に興味を持ったのはWithYouさんでの実習の中で人と話すことが好きな私は接客に向いていると思ったからです。

 

でも実際に飲食店で働くと、忙しい時間帯は自分が思っていた数倍忙しくて、体力的にも辛くなり、先輩の方とも合わなかったりで、どんどん仕事のへの意欲が無くなってきました。

就職後の定着支援として、月に1度WithYouさんの担当の方と相談する機会を設けてもらっていて、とても励みになっていましたが、結局辞めることになってしました。

辞めたことを支援員の方に報告して、少し期間をあけて落ち着いてから再度、WithYouさんに連絡しました。

そして担当だった支援員さんと相談してもう1度、WithYouさんを利用することにしました。

改めて自己分析が大事だと思い、支援の方にも協力してもらい再度就職を目指しました。

事務作業が苦手だったので、人と接する業種に絞ってグループワークなどコミュニケーションスキルを向上できる講座へ参加していました。

 

もう就職退職を繰り返したくなかったので、じっくりと自分と向き合い支援員さんも親身になって相談に乗ってくれました。

何度か就活に落ちたりしましたが、その度に励ましてくださり諦めることなく継続することができました。

そして私の希望していた接客業でアパレル販売の仕事に就くことが出来ました。

最初に仕事を辞めたときは今後どうなるかと思いましたが、再度WithYouさんを利用して本当に良かったと思いました。

 

就労移行支援の選び方・まとめ

これまで就労移行支援事業所の選び方をいくつかご紹介してきました。

事業所選びに失敗しないために、まずは事前に確認することが必要です。

些細な事でも構いませんので、直接聞くことを心がけましょう。

 

そして必ず見学に行って、自分の目で確かめ判断するようにしましょう。

事業所選びは自分の将来に関わってきます。

なのでまずは、慎重にゆっくりでいいので、これまでご紹介した内容を参考にしていただき、事業所を選ぶようにしましょう。

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実際の見学会・説明会の風景です。


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