大阪には、数多くのリワーク(復職支援)を行っている施設が存在しています。
リワークとは、うつ病やストレス関連の疾患で休職された方が、職場復帰するために利用する支援プログラムです。
今回は、リワークとはどのようなものなのか、大阪のおすすめリワーク施設、リワーク施設の選び方、
また、WithYouで実際にリワーク支援を受けられた方の体験談などについて解説を行っていきます。
大阪には、リワーク支援に特化した施設が数多くあります。
通いやすいアクセスや多様な支援メニューなど、大阪ならではの利便性が魅力です。
大阪には数多くのリワーク施設があることから、
それぞれの施設が他の施設との差別化を図るために、色々なプログラムを考案しています。
たくさんのプログラムから、自分に合ったリワーク施設を見つけることでよりスムーズに職場復帰する事ができますので
この項では、おすすめのリワーク施設の選び方をご紹介していきます。
医療機関でのリワーク支援か、福祉のリワーク支援か、
どちらが自分に合っているかで決めるのも良いでしょう。
まだまだ病状が不安定で安定していない場合や、治療がメインになる場合は、
医師などの専門家が多く在籍している医療機関でのリワークの方がおすすめかもしれません。
就労移行支援や自立訓練などの福祉施設でのリワーク支援は、
施設ごとに特徴があり行っているプログラムが多彩なことが多いです。
自分に合うプログラムを見つけたい!という方には、就労移行支援や自立訓練のリワーク支援がおすすめかもしれません。
リワークのためには、施設に通所する必要があります。
復職が近くなれば週5日は通所することになるでしょう。
そのため、自宅から通いやすいリワーク施設を選ぶこともおすすめポイントです。
また、復職当初は休養明けという事もありリワークへ通所するだけでもかなり疲れを感じます。
そして、この通所そのものも通勤を想定した訓練となります。
あまりにも遠いリワーク施設を選んでしまうと、初期段階の通所のみで疲れてしまいます。
乗り換えの回数や最寄駅から徒歩で何分程度かなども、無理のない範囲で見ておくと良いでしょう。
リワーク支援のための専門的な資格を持った職員がいるかどうかも、見ておきたいポイントのひとつです。
医師、看護師、社会福祉士、精神保健福祉士、臨床心理士、キャリアコンサルタントなど、資格を持った専門家がいる方が、知識が豊富ですし、安心して通うことができます。
プログラムの内容にも注目です。施設により様々なプログラムを実施しています。
自分がこれなら取り組んでいけそうだと思うプログラム、自分にとって必要だと思われるプログラムがある施設を選びましょう。
復職のためには、自分がどんなことがきっかけで休職に至ったのかを分析することが重要です。
そして、対策を立てていくことが大切です。
そのような自己分析も一緒にやってくれる施設だと安心ですね。
もしも就職前、もしくは休職中に企業や産業医、医師から、
「こういう訓練をしてほしい」、「こういう力を身につけてほしい」など、何か提案されていることがあれば、リワーク施設に伝え、実際にその施設で可能かどうか聞くようにしましょう。
復職するために通うリワーク施設ですから、実績があるかどうかは外せませんね。
就職や復職の実績があるかどうかは、事前に確認しておきましょう。
ホームページに実績を掲載している施設もございますし、もしもホームページに記載されていなければ、見学や面談時に質問してみましょう。
また、自分と同じような病気で休職された方や、
同じようなことがきっかけで休職された方が復職した実績があるかどうかもチェックしておくとなお良いかもしれませんね。
ここからは、大阪のおすすめリワーク施設をご紹介いたします。
その前に、当校は大阪指定のリワーク施設となっており、
主に梅田・本町・堺筋本町にてリワークプログラムを実施しております。
厚生労働省の職場復帰の基準に沿ったリワークプログラムを提供しており、
かかりつけ医の情報を元に公認心理師や理学療法士、精神保健福祉士や看護師がそれぞれの専門分野から一人一人に合わせた個別のメンタルプログラムを作成します。
合わせて、独自の補助制度を行っております。
それでは大阪にある、就労移行支援所訓練、精神科デイケアなどから
8選ご紹介させていただければと思います。
実際にリワークの体験談を知りたい方は以下のリンクからスキップ下さい。
阪南病院のデイケアで行っているリワークです。
うつ病治療の一環としてデイケアでのリワークプログラムが2012年より行われています。
週2~3日から始めていきます。
リラクゼーションや、心理教育、ストレスマネジメント講座、グループワークなどのプログラムがあります。
大きな特徴としては、医師、看護師をはじめとして精神保健福祉士、心理士、作業療法士の他、歯科医師、薬剤師、栄養士など多くの専門家がプログラムに関わっています。
住所 | 大阪府堺市中区八田南之町277番地 |
アクセス | JR阪和線津久野駅バスで約10分、泉北高速深井駅バスで約5分 |
電話番号 | 072-278-0381 |
分野病院のワーキングデイケアドリームで行われているリワーク支援です。
個別に担当の職員がついてくれ、個々に合った計画を立ててくれます。
最初は無理のない日数から通い、最終的に実際の就労時間を想定した日数、時間を活動できる体力・集中力・生活リズムをつけていきます。
オフィスワークだけでなく、対人仕事、立ち仕事、軽作業などの業務練習ができ、各プログラムで学んだ知識や対処法を実際の模擬会社形式で練習し、復職に備えることができます。
住所 |
大阪市都島区東野田町 5-3-33 分野病院 5 階 |
アクセス | 大阪メトロ、JR京橋駅より徒歩5分 |
電話番号 | 06-6357-0007 |
こちらのリワークプログラムの内容としては、
心理プログラム、集団プログラム、教育プログラム、個人プログラムの4種類を中心に行われています。
規則則正しい生活リズムや生活習慣に気をつけながら、プログラムへ参加し、リワークのメンバーやスタッフとの実際のコミュニケーションを通じて、自分自身に向き合う経験を積んでいきます。
同じ復職を目指しているメンバー間でのコミュニケーションも大切にしている施設となっています。
住所 | 大阪市中央区南本町2-2-9 辰野南本町ビル1階 |
アクセス | 大阪メトロ堺筋線・中央線堺筋本町駅8号・9号出口より徒歩1分 |
電話番号 | 06-6226-7463 |
大人の発達障害に特化したリワークプログラムを実施しています。
もちろんうつや不安障害など発達障害以外の疾患についても対応しています。
障害について学ぶ場もあり、専門家が自分の障害について教えてくれます。
最初の頃は、必ず週1回からの参加であり、最初の1ヶ月程度は集団プログラムより個人プログラムが中心となっています。
体力に自信がない方や、初めから集団でプログラムを行うことに抵抗がある方にはおすすめです。
住所 | 大阪府松原市東新町4-15-2 |
アクセス | 近鉄電車南大阪線布忍駅より徒歩1分 |
電話番号 | 072-336-7121 |
ベスリ・リワーク大阪では、主に4つの内容を中心に進めていきます。
集団プログラム、個別プログラム、外部講師による講座、フォローアップ面接の4つになります。
内容としては、ストレスに関することや、認知行動療法、職場でのコミュニケーションについて、グループワークなどです。
こちらでは、通常のリワークよりも短期間での職場復帰を目指してプログラムを行っています。
2~3カ月間という短期間での復職を目指したプログラム設定をしているようです。
現役の産業医が監修しているということもおすすめポイントのひとつですね。
住所 | 大阪市中央区博労町3-4-15 ACN心斎橋博労町ビル5階 500 |
アクセス | 大阪メトロ本町駅より徒歩7分、大阪メトロ心斎橋駅より徒歩7分 |
電話番号 | 06-6732-8172 |
ニューロリワークでは、「ブレインフィットネスプログラム」を導入しています。
ブレインフィットネスプログラムとは、運動、食事、睡眠、ストレスケア、知的刺激、人間関係をバランスよく行うことで、心、身体、頭(脳)が健康になっていくことや行動を継続するための方法を学んでいくものだそうです。
脳科学者が所属するブレインフィットネス研究所が開発した独自のプログラムになります。
短期復職コース、しっかりセルフケアコース、転職サポートコースの3種類のコースがあり、自分に合った期間で復職を目指していくことができます。
住所 | 大阪府大阪市北区西天満2-11-8 アメリカンビル703 |
アクセス | JR東西線 北新地駅より徒歩7分 大阪メトロ谷町線 東梅田駅より徒歩8分 京阪電車 大江橋駅より徒歩5分 大阪メトロ御堂筋線 淀屋橋駅より徒歩7分 阪急電車・阪神電車 梅田駅より徒歩10分 JR線大阪駅より徒歩12分 |
電話番号 | 06-4397-4819 |
リワークセンター天王寺は、幅広い層の方が利用されているリワーク施設です。
体力づくりの一環として、RIZAPとRodinaでコラボした健康促進プログラムも行っています。
スタッフの中には、臨床心理士、公認心理師、社会福祉士、介護福祉士、看護師の資格を有する職員もいらっしゃいます。
リワークセンター天王寺の他に、大阪エリアでは、新大阪、新大阪西口、本町、天王寺、阿倍野、堺、大阪に事業所がございます。
住所 | 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-3-15 阿倍野共同ビル5F |
アクセス | JR天王寺駅より徒歩3分、大阪メトロ御堂筋線・谷町線天王寺駅より徒歩3分、南大阪線大阪阿部野橋駅より徒歩3分 |
電話番号 | 06-6621-2227 |
再発予防のためにセルフケア、マネジメント、ソーシャルスキルを中心に色々なプログラムが用意されています。
臨床心理士、看護師、介護福祉士など専門的な資格を持った職員がサポートしてくれます。
また、代表ご自身も看護師であり、パニック発作や抑うつ症状で悩まされていた経験から、働く世代のメンタルサポートに取り組んでおられます。
復職後のフォローアップ体制も充実しております。
困ったときには個別面談ができたり、復職後も通所しプログラムの受講が可能だったり、復職された方々が集まるOB会も企画されています。
大阪府内ですと、新大阪の他に岸和田にも事業所がございます。
住所 | 大阪市淀川区西中島1-9-13 クレアシオン新大阪ビル6F |
アクセス | 阪急京都本線南方駅より徒歩3分
大阪メトロ御堂筋線西中島南方駅より徒歩3分 |
電話番号 | 06-6732-9982 |
リワークって本当に効果があるの?リワークに行っても意味がないのでは?と疑問に思っておられる方もいらっしゃるかもしれません。
本当に意味がないのか、リワークなしで復職した場合と、リワークありで復職した場合の職場定着率を比べてみましょう。
日本産業精神保健学会の調査を見ると、リワークを利用して復職した場合とリワークを利用せず復職した場合では、約3年後の就労継続率に大きな差がありました。
復職してから3年間の職場定着の割合
リワークを利用して復職した場合・・・約70%
リワークを利用せず復職した場合・・・約20%
このように、リワークありで復職した場合と、リワークなしで復職した場合では、復職後も働き続けられるかどうか、かなり差があります。
再発を防止するという点でも、リワークを利用することはとても有効な手だということがわかります。
そのため、復職後に安定して働き続けることができるようにしていくためにも、リワークの利用をおすすめいたします。
合わせて読みたい:「リワークは意味ない?しんどいだけ?復職条件や利用しなかった場合のリスクを解説」
リワークに通うにあたって、どの程度の期間通わなければならないか気になるところかと思います。
平均的な期間のデータはありませんが
参考までに国が行うリワークである地域障害者職業センターのリワークにおいての標準的な期間は4ヶ月となっております。
期間の内訳については
コーディネート期間と呼ばれる期間が1.5ヶ月から2ヶ月
この期間ではリワークを進める前段階として主に以下の3つのポイントの調整を行います。
概ね2ヶ月を想定しリワークプログラムを実施されます。
さらに、職場復帰後もフォローアップとして
定期的な支援を行います。
当校のリワーク場合も、平均期間が4ヶ月として
復職後のフォローアップ期間として6ヶ月間のサポートを行っております。
リワークとは、復職のための支援のことです。
うつ病や適応障害などの精神疾患で休職された方が、職場復帰に向けて心身の状況を整えていくための支援プログラムです。
より詳しくは以下の記事も合わせてお読みください。
合わせて読みたい:「リワークとは?対象者や費用、メリットデメリットについても解説」
大阪には、リワーク支援を行っている施設が多くあります。
ここでは、リワークの基本概要と、大阪で支援を受ける魅力について解説します。
リワークは、心身の回復や働く力をもう一度つけていくことを目指したプログラムです。
復職準備だけでなく、再発防止にも効果が期待されます。
休職中の方がいきなり職場復帰するよりも、段階を踏んで必要なプログラムをこなして職場復帰を目指す方が、安心にも繋がりますし、実際の復職率や職場定着率も変わってきます。
ストレス対処法や対人コミュニケーションなど、その方の病状や特性、体調に合わせて様々なプログラムがあります。
また、実施されている機関も異なります。
自分に合ったリワーク施設を見つけることが大切ですね。
大阪には、リワーク支援に特化した施設が数多くあります。
通いやすいアクセスや多様な支援メニューなど、大阪ならではの利便性が魅力です。
大阪には数多くのリワーク施設があることから、それぞれの施設が他の施設との差別化を図るために、色々なプログラムを考案しています。
たくさんのプログラムから、自分に合ったリワーク施設を見つけることができるのも、大阪ならではの魅力と言えます。
リワークの利用には、主治医の診断書や同意が必要で、施設によって条件が異なる場合があります。
リワークを利用するには、主治医、勤務先の許可が必要になります。
主治医からは、診断書や意見書をもらうようにしましょう。
福祉施設でのリワーク支援は、企業内に復職支援制度がある場合は利用できませんので、あらかじめ企業へそのような制度があるかどうか確認しておきましょう。
利用の流れとしては、
① 主治医と相談
リワークの必要性を相談し、診断書をもらいます
② 施設での面談
利用を検討している施設に見学に行き、支援内容の確認や体験を行います。
疑問点などはここで確認するようにしましょう
③ 利用申請
就労移行支援や自立訓練などの福祉施設(障害福祉サービス)は、市町村への申請が必要となります。
お住まいの市町村の障害福祉課などで、障害福祉サービス受給者証の申請を行いましょう
④ 利用開始
プログラムに沿った支援がスタートします
では、まず早速ですが
WithYouをリワークで利用されている方の体験談をご紹介いたします。
実際に復職された方の事例を2つ、復職ではなく転職支援に切り替えた例を1つご紹介いたします。
実際リワーク支援ってどんな感じなんだろう?どう進んでいくんだろう?と利用の実態を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
社内、社外での人間関係がきっかけで休職されました。
職場の方にリワークを勧められ、WithYouのリワーク支援を利用することとなりました。
休職中は日中やることがなく、寝て過ごすことも多かったですが、WithYouへ通い始めてからは、日中に活動を行うことで生活リズムも整うようになりました。
困ったことを相談できる人がいない状況だったため、日々のお困りごとなどを毎日聞き取りながら、まとまった時間をとっての面談も実施していました。
認知行動療法や、自分の強みを発見できる講座、ビジネスコミュニケーションを学べる講座に参加したり、
面談を重ねる中で、自分自身の考え方や、コミュニケーション、相談の方法に課題があることに気がつき、その点を重点的に練習していくようになりました。
WithYouではアサーションというコミュニケーションの考え方についても学ぶことができますが、特にこのアサーションについては大きな学びとなったようで、
今までは上司になかなか相談できなかったり、声を掛けられなかったりしていましたが、事業所内での取り組みを行う中で、少しずつ意識が変化していきました。
面談時には、どのようなことが不安かお聞きしながら対処法を一緒に考えることで、ご本人の考え方の幅も広げることができました。
ご本人も、新しい考え方や新しい視点について、学ぶことが多かったとお話されています。
社内での復職のための面談にも支援員が同行し、ご本人が上手く伝えられない部分はフォローを行うなどし、訓練の成果もあり、復職が決まりました。
職場の上司、部下との関係が上手くいかず適応障害を発症しました。
休職直後は何もする気が起きず、寝たきりの状態でしたが、徐々に動けるようになり、復職に向けて活動がしたいという思いが芽生え、WithYouのリワーク支援の利用を決定されます。
WithYouでは、復職後に活かせそうな資格の学習を行っており、仕事に関係する新しい資格を複数取得することもできました。
生活リズムや体調がある程度回復してきた時点で、復職についての相談を重ねていくことになります。
適応障害の原因がはっきりしており(上司と部下との関係)、同じ部署に戻ることはご本人にとってストレスであり再発の可能性もあったことから、環境調整を行い、別の部署での復職ができるように支援を行いました。
リハビリ出勤なども行い、事業所に戻ってこられたら振り返りを都度行って、安心して復職できる状態になり、企業との話し合いの中で復職日が決まり、復職することができました。
上司がきつく、精神的にしんどくなったことで休職されました。復職を目指すためにWithYouのリワーク支援の利用を開始します。
しばらくは復職を目指し訓練に取り組んでいましたが、
復職後に部署変更もできず、また同じ上司と関わることになるということで、本人、主治医、支援者ともに、復職してもまた体調を崩してしまうだろうとの見込みでした。
そのため、体調のことを一番に考え、復職をやめ、転職支援に切り替えることにしました。
気分の落ち込みや、自己肯定感の低さ、過去のことで悩むことも多く、ご本人からメンタル面の支援をしてほしいとの希望もあり、
メンタル面の支援として、色々ご提案した中で、本人がやってみたいと思えた自分史の作成を行っていきました。
自分史とは、生まれてから現在までの体験を時系列順で振り返るものです。
ひとりで考えながら作成することが難しかったため、職員と一緒にひとつひとつ出来事やそのときの気持ちを整理していきました。
今までを振り返り、気持ちの整理を行っていったこと、良かったことや自分に自信をもてることを見つけていったことで、徐々にメンタル面が安定するようになりました。
また、履歴書や職務経歴書、ナビゲーションブックなどの書類作成や面接練習を行い、就職活動のサポートも行いました。
実習や面接へ行き、いくつか内定を獲得することができ、一番行きたいと思った企業の事務職に就職することができました。
このように当校WithYouでも多くの復職支援実績がございますので
さらに詳しく知りたいと言う方は当校のリワーク支援についてご覧ください♪
リワーク支援は、メンタルヘルスの不調で休職した方や、復帰に不安がある方に特に向いています。
本当に復職できるのか不安な方や、職場復帰する際に、また休職してしまったらどうしよう…と不安になっておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのような方は、リワーク施設での支援を受けることで、復職への不安を解消することができるでしょう。
また、復職の前には、復職できるかどうかを企業側が見極めるための面談が存在しているところが多いのではないでしょうか。
そのときに、リワーク施設を利用していると、施設内でどんな取り組みを行ったか、それが今後の業務や働き方にどのように生かせそうかなどを企業に伝えることができます。
復職前には週5日施設に通所している方が多いと思いますが、それも、週5日活動できますというアピールになります。
このような企業側との面談で、リワーク施設での取り組みを話すことで、企業側も休職されているご本人が、休職中にどのように過ごして、どのような訓練を行ったのか、
また、どのような成果が出たのかを知ることができ、安心して復職の決定を出すことができるのではないでしょうか。
復職のための面談にひとりで行くのが不安、怖いという方は、リワーク施設の職員が一緒に同席してくれるケースもあります。
(注:企業の許可が得られた場合のみです)
WithYouでも実際に、復職面談に同席させていただき、ご本人や企業が気にされていた復職に向けての課題について、
どのようなアプローチを行い、結果、どのように改善したかなどをお話させていただくことがございます。
同席を希望される利用者様からは、普段関わってくれている職員が一緒にいてくれることで自分も安心して話すことができたというお声をいただくこともございます。
リワーク支援を行っている機関は、大きく分けて3つに分類されます。
ひとつは、精神科などが行っている医療機関のリワークです。
ふたつめは、就労移行支援や自立訓練などといった、福祉系の法人が行うリワークです。
みっつめは、地域障害者職業センターが行っているリワークです。
地域障害者職業センターは、大阪府内には2ヶ所の設置となっています。
そのため、今回は、医療機関と福祉系の法人のリワーク支援でおすすめの施設をご紹介して参りました。
ここからは、医療機関と福祉施設、地域障害者職業センターでのリワークの違いや特徴について解説を行います。
就労移行支援事業所などでもリワーク支援を行っている支援機関があります。
事業所に通所をすることで生活リズムを整えたり、仕事に関するスキルを身につけたり、コミュニケーションスキルやビジネススキルを学ぶことができます。
休職に至ったストレス要因の分析も一緒に行い、対策方法を考え、職場復帰ができるように支援を行います。
精神科などの医療機関で行われるリワークになります。
医療機関でのリワークの特徴としては、病状の回復や安定を図るというところです。
精神医療の専門家が行うリハビリを受けることができるため、症状のことが大きな悩みとなっている方にはおすすめでしょう。
自立支援医療を利用されている方は、1割負担で利用することができます。
現在通院している病院でリワーク支援を行っている場合は、治療と並行し、リワーク支援をうけることができます。
現在の通院先でリワーク支援を行っていない場合は、別の医療機関を探す必要があります。
通院先の変更をしなくても利用できるリワーク支援を行っている病院も多くございますが、中には通院先を変更しなければならない病院もございますので、事前にお確かめください。
職リハリワークとも呼ばれています。
公的なサービスのため、費用は無料で利用することができます。
しかし、公務員の方は利用することができないのでご注意ください。
支援の実施に当たっては、ご本人、主治医、事業所の同意が必要となっています。
標準的な支援期間は4か月程度となります。
リワーク支援は、1日ごとに利用料金が発生します。
施設により異なりますが、月額数万円程度が相場となっています。
ただし、払う費用について月額の上限が設定されていたり、公的な制度を利用し、費用を減らすことができます。
以下で平均的な費用や、月額の上限、制度について解説を行います。
医療機関でのリワークは、保険が適用されるため、3割負担で支援を受けることができます。
費用は医療機関によって様々ですが、2000~3000円程度が多いようです。
ここからさらに、自立支援医療制度を利用すると、1割負担となるため、1日700~1000円程度の費用となります。
医療機関でリワーク支援を受ける場合は、自立支援医療の申請を行うのがおすすめです。
申請は、お住まいの自治体の障害福祉課で行うことができます。
福祉施設でのリワークの利用料金は、原則1割負担となります。
施設により異なりますが、1日500~1200円程度となっています。
就労移行支援や自立訓練などの福祉施設の場合ですと、前年度の世帯収入に応じて「負担上限月額」というものが設けられます。1ヶ月の利用料金がこの負担上限月額を超えることはありません。
負担上限月額は以下の通りです。
区分 |
世帯の収入状況 |
負担上限月額 |
生活保護 |
生活保護受給世帯 |
0円 |
低所得 |
市町村税非課税世帯 |
0円 |
一般1 |
市町村税課税世帯(収入が概ね600万円以下) |
9300円 |
一般2 |
上記以外 |
37200円 |
参考:【厚生労働省】障害者の利用者負担
休職中は傷病手当を受給している方が多いと思いますが、それだけでは心もとないからできるだけ費用をかけずにリワーク支援を受けたい!と思われる方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、無料で利用できるリワーク施設、また、できるだけ費用を抑えて利用する方法をご紹介します。
地域障害者職業センターでリワーク支援を受ける場合は、リワーク支援にかかる費用は無料となります。
地域障害者職業センターでのリワークは、講義形式やグループディスカッション形式で行われます。
プログラムの内容としては、
主に上記の4つになります。
ただし、地域障害者職業センターは大阪府内で2ヶ所のみとなっております。
通所での支援が前提となりますので、
自宅から通うことができるかどうか、所在地にはお気を付けください。
以下が大阪府内の地域障害者職業センターになります。
【大阪障害者職業センター】
住所 |
大阪府大阪市中央区久太郎町2-4-11クラボウアネックスビル4階 |
【大阪障害者職業センター南大阪支】
住所 | 大阪府堺市北区長曽根町130-23堺商工会議所5階 |
地域障害者職業センターのリワーク支援を利用する流れは、以下のようになります。
支援の実施に当たっては、ご本人、主治医、企業の同意が必要となりますので、事前に準備をしておきましょう。
毎日通う場合、その施設までの交通費や、昼食代もかかります。
利用料もかかり、それらの費用も負担しなければならないとなると、重荷になってしまいますよね。
リワーク支援を行っている施設の中には、交通費を支給してくれたり、昼食を提供してくれる施設もございます。
経済面が気になる方は、そのように経済的な支援がある施設を積極的に選んでいくのも良いですね。
WithYouのリワーク支援でも、交通費全額支給、昼食の無料提供を行っております。
また、リワークプログラム中に職場復帰した際に新しいスキルを身につけておきたい!という方には、テキストの提供や、資格取得の費用の負担なども行っております。
今回は、大阪でおすすめのリワーク施設や、リワーク施設の選び方、WithYouでの復職事例などをご紹介させていただきました。
WithYouでもリワーク支援を行っておりますので、見学したい、話を聞いてみたいという方は、お気軽にお越しください。
大阪エリアには多くのリワーク施設がございますので、少しでも復職を目指す方の参考になれば幸いです。
当日、ご相談者様が指定されたお時間に、
堺筋本町校・本町校・梅田校・大阪校、いずれかお近くの方をご選択の上、御越しください。
実際の見学会・説明会の風景です。
希望日時の方を以下の入力フォームよりご連絡ください。
(必須項目の入力をお願いします)